小山で働く
チーム医療
NST (栄養サポートチーム)
NSTでは週1回定期的に多職種によるラウンドを行っています。患者さんの栄養状態を評価し、適切な栄養療法を提供することにより、QOLの向上を目指しています。
薬剤師は、静脈栄養や経腸栄養製剤の情報提供、投与経路選択の提案、TPNの無菌調製などを行っています。院内勉強会の開催を通じて、スタッフの教育も行っています。
●当院NSTメンバー
医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・歯科衛生士
ICT(感染制御チーム)
ICTでは週1回院内をラウンドし、院内感染防止対策の把握・指導を行っています。また、院内感染状況の把握、院内感染のサーベイランス等の情報を分析・評価しています。抗MRSA薬及び広域抗菌薬(カルバペネム系注射薬、ニューキノロン系注射薬)の使用に際しては届出制をとり、投与量・投与期間の把握を行っています。
連携医療機関との感染防止対策カンファレンスに参加し、薬剤耐性菌などの検出状況、感染症患者の発生状況、院内感染対策の実施状況、抗菌薬の使用状況などの情報の共有、意見交換を行っています。
●当院ICTメンバー
医師・薬剤師・看護師・臨床検査技師
AST(抗菌薬適正使用支援チーム)
ASTは、病原微生物に効く抗生物質、いわゆる"抗菌薬"の選択を支援し、感染症治療を担うことを主とするチームです。原因となっている病原微生物を探る検査を推進し、特定につとめ、最適な抗菌薬の選択をサポートしています。また、罹っている感染症の病態に合わせた適正な投与期間を提案するなど、薬の効果を最大限発揮させるために、薬剤師が中心となってチームで協議をしています。抗菌薬を正しく使うことで、抗菌薬が効かなくなる"薬剤耐性菌"を生み出さないこともこのチームの大事な使命です。
病原微生物を"拡げない"、"汚染させない"対策を行うICTとともに、病院内の感染制御と感染症治療を担う専門のチームです。
●当院ASTメンバー
医師・薬剤師・看護師・臨床検査技師
PCT(緩和ケアチーム)
PCTでは週1回定期的に多職種によるラウンドを行っています。
患者さんの身体とこころの痛みを緩和し、がん治療に向き合うためのサポートを行っています。薬剤師は医療用麻薬を中心とする薬剤の情報提供や適正使用のチェック、患者さん・ご家族に対する服薬指導、医療従事者に対する薬物治療上の支援を行っています。
在宅療養や転院を希望する患者さんに対しては、地域の薬局や医療機関、ケアマネジャー、訪問看護師などとも連携しながら支援を行っていきます。
●当院PCTメンバー
緩和ケア担当医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・作業療法士・歯科衛生士・医療相談員
CDEJ(日本糖尿病療養指導士)の活動
糖尿病患者へのサポートの質を向上するため、糖尿病療養指導士が毎月定期的にミーティングを開催しています。ミーティングには薬剤師も参加しており、糖尿病科医師を含む医療職員15名と共に以下のような取り組みを行っています。
●糖尿病透析予防指導管理料の算定(外来患者への指導)
●院内職員向け勉強会の開催
●一般市民及び患者さん向けの糖尿病教室の充実
●実際に遭遇した症例を取り上げた多職種間での意見交換
骨折リエゾンサービス(FLS)
一度脆弱性骨折を起こした患者さんの二次骨折リスクは極めて高くなります。脆弱性骨折を起こした患者さんに対する骨粗鬆症治療開始および継続率を向上させるため、FLSチームでは週1回定期的に多職種によるカンファレンスを行っています。薬剤師は適切な薬物治療を提供すべく、患者さんの検査値や併用薬を確認し、服薬指導や治療開始後のフォローアップを行っています。
●当院FLSメンバー
医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・理学療法士