導入機器・薬剤管理システム
薬剤部を知る
小山記念病院の病院医薬品管理システムは、メディセオALC(高機能物流センター)の技術やノウハウを活用し、医薬品における安心・安全な 院内物流を行うシステム「McHIL®」を導入しています。
民間病院では、小山記念病院が日本で初めての導入となります。
主な特徴
医薬品管理体制の充実
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バーコードチェックによる医薬品管理、調査
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重量計測によるピッキング
業務の効率化
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SPDスタッフの注射取揃えによる医療スタッフの時間創出
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薬剤師のさらなる患者指導業務にシフト
PDAを利用し、定数調査から補充まで
ピッキングカート(SPIEC)を利用した注射薬個人セット
調剤システムとの処方データ連携により、オーダーデータを受信し、ピッキングします。
※株式会社メディセオに 一部業務を委託
一包化監査支援システム PROOFIT 1D Ⅱ
薬剤の飲み忘れや飲み間違いを防止し、薬剤師の監査業務を支援するシステム。薬剤の一包化ニーズに対応。
民間病院では、小山記念病院が日本で初めての導入となります。
画像認識技術で、薬を一瞬で見分ける
ならし強化モード
錠剤が立っていたり重なったりしていると判断された場合のみ、自動でならし機能が発動。「ならし強化モード」も追加し、楕円形状など立ち錠になりやすい薬剤の不明物化を削減、画面監査の時間・負荷を軽減します。
刻印抽出と強調
錠剤の刻印・文字の強調表示、錠剤の表裏や刻印の向きをそろえた一覧表示が可能。さらに強調表示ON/OFFの初期設定もでき、監査しやすい画面表示を実現しました。
* 薬剤は、カタログ用に作成したプラスチック製品です。
AI搭載、検出精度をさらに向上
写真やメディカル分野で培ってきた独自の画像認識技術で高速・高精度の錠剤検出を実現。さらにAIを搭載することで、透明カプセルや特殊形状薬剤などの検出精度を向上。刻印マスタとの照合アルゴリズムも高度化、新旧刻印が交じった一包化薬の照合、結果表示も可能です。
読込速度の高速化・連携強化で、対物業務を効率化
一包化薬の読込速度は、1分間で約40包(*1)。
錠剤の「刻印・文字・形・サイズ・色・数」を高精度に検出・照合しつつ、分包機の標準的な分包速度までスピードアップしました。
*1) 1包当たり1.5秒。当社規定の標準処方を読込時。カプセルは「形・サイズ・色・数」を検出・照合します。
抗がん剤重量鑑査システム(iMRS-AIR)
電子天秤で、抗がん剤、輸液、混合輸液(抗がん剤+輸液)の吸引前後の重量を計測し、含有量、液量、比重から量へ換算後、医師の処方量と比べて許容範囲内か判断するシステム
1人で、抗がん剤混合が可能に
安全面
1. 抗がん剤の種類、量チェック
2. 輸液の種類、量のチェック
3. 抗がん剤+輸液のチェック
の3段階チェックが可能
効率化
音声指示により効率的な作業が可能
柔軟性
輸液増減、混合後の液量固定、輸液空容器使用、インフューザーポンプ使用、シリンジ使用、2種類抗がん剤使用、などの様々なパターンで対応可能
運用動画